• 20191222_161005
  • 20191203_091221
  • 20191203_091413
  • 20191203_091427
  • 20191203_091442
  • 20191129_075714
  • 20191119_073611
  • 20190928_090317
  • 20190928_092109
  • 20190928_092400

« たらの子 | トップページ | うさぎ当番 »

2014年5月27日 (火)

「無言清掃」と「からべん」

 本屋さんに行くとつい寄ってしまうのが「郷土出版コーナー」。いくつもある長野県内の出版社から出された本や、長野県に関する本(温泉、山、自然、文化、歴史…)が並んでいます。最近、新書版サイズでよく見かけるのが、「県民性」とか「長野県あるある」的な豆知識をまとめた本。たぶん各県版があるのでしょうが、店頭に並んでいるのは長野県ネタばかりです。そんなところにも信州人の郷土に対する関心の高さがうかがえます。この手の本、よそから移り住んだ者にとってはなかなか興味深いものがあります。

 さて、そんな本の1つを手に取って立ち読みしてみました。そこで新たに知ったこと。
 「無言清掃」と「からべん」って、やっぱり長野県独特の学校文化らしいですね。
 いま小学2年生の息子が入学した当時、最初に私がとまどったのが、お箸と「からべん」持参という習慣でした。「からべん」とは「空弁」つまり「空の弁当箱」のことです(ちなみに、「弁当箱」では「ば」にアクセントが置かれます)。入学準備のための学校からのお便りにも、持ち物として当然のように「からべん」とありました。
 給食があるのになぜお弁当箱を持参するのか?周りのお母さんたちはとくに不思議がることもなく、あたりまえのようにしています。入学前の説明会の時、思わず先生を呼び止めて聞いてしまいましたよ。その時の説明では「給食時、おかずは食器があるが、ご飯は持参したお弁当箱に入れる」ということでした。そうか、そのように少ない予算の中で、食器代を節約しているのだなと解釈して今まで来ましたが、立ち読みした「あるある」本によれば、必ずしもそればかりではないようです。つまり、給食で食べきれなかったご飯やおかずを、そのお弁当箱に入れて持ち帰るためなのだそうです。ううむ、知らなかった。
 それから「無言清掃」。学校からのお便りでしばしば見かけるのがこの言葉。お掃除のときに、おしゃべりをせず、黙々と清掃するように指導するということらしいです。掃除をしっかり、とは自分の学校生活で指導されたことはあっても、わざわざ「無言で」と言われたことのない私は、なんとなく不思議に思っていました。けれども学校での懇談会でもそれがごく当たり前の前提として言及されているので、とりたててそれがなんなのか、どういうことなのか、といううっすらとした疑問を言い出せずにいました。「あるある」本の立ち読みで「そうだったのか」と納得。長野県の学校では、いつからか伝統的に「無言清掃」という指導がされているのだけれども、地元では当たり前になりすぎていて、逆にみなさん、その指導が独特なのだということに気づいておらず、他県の人との接触の中で初めて気づくのだとか。私がなんとなく違和感を覚えたのも無理はないようです。

« たらの子 | トップページ | うさぎ当番 »

ことば」カテゴリの記事

学校」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「無言清掃」と「からべん」:

« たらの子 | トップページ | うさぎ当番 »